繰上げ償還とは、債券や投資信託において、償還期限の前に償還してしまうこと。
投資信託の場合には、定められた一定額を割った場合などに繰上げ償還されることになっている。また、定款に定められた目標に達したことによって繰上げ償還されることもある。債券の場合にも、繰上げ償還条項が付いている場合には、金融情勢や発行体の資金事情の変化などにより繰り上げ償還することがある。
繰上げ償還原則的な返済の順序は、以下のとおりです。
1)金利の高いローン
2)変動金利のローン
3)返済期間の長いもの
4)借入額の多いもの
上記の1)〜4)のローンは、それぞれ優先的に返済されるべき理由があります。
まずは、その理由を確認しておきましょう。
1.金利の高いローン
繰上げ返済したときの利息の軽減効果が大きく、総返済額を早く減らす効果があります。
2.変動金利のローン
現在のような低金利状態が、いつまでも継続するかどうかは非常に不透明です。将来、金利が上昇したときに、返済額がアップしてしまうリスクがあります。
3.返済期間の長いもの
返済が定年退職後まで続いているような場合、最後までローンを返済できるかどうか、不安があります。
4.借入額の多いもの
11年目以降に金利が上昇する住宅金融公庫の「段階金利制度」などを利用している場合には、総返済額の軽減が大きく、有利になります。
繰り返しになりますが、上記の順序はあくまで原則論です。実際は、ケースバイケースになります。
原則どおり、金利の高いローンだけを優先的に返済したパターン1よりも、パターン2の方が利息の軽減効果が大きくなりました。ちょっと意外な結果だとお感じになられたかと思います。
これは、基礎編でも触れましたが、返済開始後早い段階で繰上げ返済することによる利息の軽減効果の大きさと、前述の「借入額の多いローン」の繰上げ返済の効果によるものです。
実際は、上記のシミュレーション以外にも、金利動向の見通しや将来に対する考え方等によって、繰上げ返済の効果を最大限享受するための順序は異なってきます。
今回、何を申し上げたいかといいますと、教科書どおりに「原則的な順序」のみを押さえるのではなく、優先的に返済するべき理由をふまえた上で、「自分自身にとっての順序」を決めるべきだということです。
繰上げ返済には、ある程度まとまったお金が必要です。
少しでも得になるような繰上げ返済の方法を選択したいところです。
posted by 住宅ローン at 19:53|
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住宅ローンの繰上げ償還
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